借金地獄に陥ったきっかけはたった2万円の携帯料金

最初はたった2万円。滞納していた携帯料金支払うためでした。当時の月収は飲食店のアルバイトで月12万~15万。年齢は20歳。

実家暮らしだったので生活もそれほど苦しくはありません。今思えばここで親に2万円借りておけばよかったんです。「二万円も払えないのか」と罵られるでしょう。けどこれから待ち受けてる地獄に比べればはるかにマシだったんです。

きっかけは覚えていません。まだスマホもなくガラケーの時代なのでパソコンで調べていたのでしょう。最初はレ○クでした。ここで初めてキャッシングや消費者金融というものを知ったんです。

無利息期間がありましたし、2万円なら次の給料で返せる。借りてもすぐに返せば問題ないと安易な気持ちでレ◯クの店舗に行きました。

簡単に50万円の限度枠ができた

始めて入った消費者金融の店舗。薄暗く、どこか重い空気がありました。しかし、受付の男性が朗らかでとても優しい方だったんです。

お金を借りるという負い目はありましたが、正直に自分の状況や借りたい金額などを話しました。

驚いたのは”アルバイト先に在籍確認の電話をする”ということ。それまでクレジットカードすら作ったことのない自分には在籍確認は初めてだったのです。

ちょっと困るなぁ…と思いつつ、学生時代の先生が卒業後の勤労確認のためとアルバイト先の店長には説明し、在籍確認も難なくクリアしました。

そこでレ◯クが自分に設定した限度額はなんと50万。総量規制が始まる前のグレーゾーン金利の時代です。消費者金融はボロ儲けをしていた頃です。月収10万円のちょっとのフリーターに50万円の限度額を設定するなんて、今は考えられません。

それでも困っていた携帯料金2万円をなんとか出来た喜びの方が大きかったですね。すぐに2万円を専用ATMから借りて携帯料金を支払いました。

PCが壊れて10万円を借り入れ

最初に借りた2万円は次の給料ですぐに返しました。それから2~3ヶ月は問題なく過ごしていたのですが、ある日愛用のPCが故障したんです。

普段からPCで音楽を聞いたり、ネットサーフィンをしたりしている自分にPCがない生活は考えられず、すぐに新しいPCを購入しました。

しかし、新品で買おうと思うと10万円は必要です。月収10万円ちょっとの自分にはまとまった貯金はなく…、思い浮かんだのは限度額50万円のレ◯クでした。

最初に2万円に比べると10万円は大金です。返済するのに半年はかかるでしょう。けれど早く新しいPCを買いたい気持ちが先行し、10万円を借り入れしてPCを買ってしまいました。

その後、10万円の返済が始まります。毎月の2万円の返済はアルバイトの身には厳しく、いつしか足りない生活費を借り入れするようになっていました。

借金地獄に陥る人は”限度額=自分の貯金”と錯覚すると言われています。当時の自分も自分の貯金と錯覚していたのです。

半年後、本来であれば完済しているはずの借金は、20万円まで膨れ上がっていました。

上京資金で限度額いっぱいまで…

そんな時、以前から夢見ていた上京が決まりました。しかし、引っ越し資金が足りず、残りの限度額30万円に手を出してしまったんです。

ここで契約した当初に設定された50万円は限度額いっぱいまで借りてしまったのです。この時月の返済は3万円ほど。しかし、ほとんど利息で取られてしまい、元金はほとんど減りません。

さらに上京後、仕事は見つかったものの、給料日まで1ヶ月半近くありました。返済はおろか生活費すら足りなくなっていたのです。ここでついに2社目に手を出してしまいます。

2社目に選んだのはア◯ム。月収は15万円ほどで年収だと180万円でしたが、年収の1/3が借り入れ限度額の目安ということを聞いていたので、年収は250万円と偽りました。

250万÷3=約83万円。レ◯クの50万円と合わせても30万円なら借りれるかなと思ったのです。

当時はまだ年収の確認も適当で収入証明書などは必要なく、自己申告だけで年収を確認していました。

そして無事に30万円の借り入れに成功。給料日までの生活費は賄えたものの、合計80万の借金を背負うことになったのです。

3社目・4社目と…

2社目の借り入れが思った以上に簡単に済み、ここでさらに感覚が狂います。

この時点で月の返済は5万円ほど。月収15万円の身に5万円は非常に大きく、毎月利息だけを返すようになりました。もちろん元金は減りません。

返済後の12万円では東京で生活するのは難しい。けれど収入が増える見込みもありません。

足りない分をさらに借り入れしてしまいます。3社目=ア◯フル、4社目=プ◯ミスです。さすがに審査も厳しくなってきましたが、それでも2社それぞれ10万円借りることができました。

さらに足りない分はクレジットカードのキャッシング枠を利用します。キャッシング枠は30万円。これで合計130万です。

年収の2/3以上を借金が占める異常な事態です。しかし、異常でもどうすることもできません。筆者の頭の中は毎月の返済をどう乗り切るかしか頭にありませんでした。

自転車操業状態

月の収入では、返済しきれず、借りては返しての繰り返しです。いわゆる自転車操業状態ですね。

さらに各社に限度枠の増枠をお願いします。付き合いが最も長いレ◯クが80万円(30万円UP)、ア◯ムが50万円(20万円UP)、ア◯フルが30万円(20万UP)

もちろんすぐに限度枠は使いきり、合計200万の借金です。借金が年収を超え、生活も破綻寸前まで追い詰められていました。

ここでもう逃げ道はないことに気づいたのです。

公的な手続きを知った

ついに追い詰められた筆者はネットで解決策を調べつくしました。そこで知ったのが「街角相談所」です。

無料のシュミレーターを使い、筆者も借金も半分以下に減らせることを知りました。さらに紹介してもらった法律事務所で完済できる無理のないプランを計画、各業者に返済額を交渉してもらい、完済までの1歩を踏み出せたのです。

普通の生活に戻れた

今では200万円あった借金は完済し、普通の生活を送れています。もちろんですが、今後借金は一切しないでしょう。

長くなってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。筆者と同じように借金地獄に苦しんでいる人が完済するきっかけになれば幸いです。